ホームへ

新潟メモリアルオーケストラとは

●私たちについて
 平成3年、新潟大学管弦楽団(通称:オケラ)のOB三人が中心となって「卒業してからもオーケストラをやりたい人間集まれ」と元オケラの人間たちに呼びかけ、集まってきたメンバーによって、当初は「新潟大学メモリアルオーケストラ」として結成されました。
 しかし、やはりOBだけでは人数が足りず、現役学生やOB以外のメンバーも参加するようになり、「新潟メモリアルオーケストラ」に改称し、現在に至ります.。

 ほとんどの団員が社会人ということもあり、また、新潟県外在住の団員も多いので、全体練習は月に1回、新潟市音楽文化会館のほか、新潟市内の施設で行っています。全員が揃う練習は本当に数少ないのですが、音楽が好きな仲間たちが切磋琢磨し、年に1回の定期演奏会に向けて活動しています。

●定期演奏会について
 定期演奏会は、発足当初は、新潟県民会館、新潟テルサ、栃尾市民文化会館など様々なところで開催していました(まさに“さまよえるオーケストラ”)。平成10年、新潟市民芸術文化会館りゅーとぴあが完成してからは、りゅーとぴあのコンサートホールで開催しています。また、毎年定期演奏会は入場無料とし、できるだけ多くのお客様に私たちの演奏を楽しんでいただきたいと考えています。

 記念すべき第1回演奏会は、平成3年、河地良智氏を指揮者に迎え、新潟県民会館で行われました。その後、第3回演奏会にはオケラの名誉指揮者・ヴォルフガング・ポデュシュカ氏(元・ウィーンフィルハーモニー管弦楽団コンサートマスター)を指揮者に迎え、翌第4回演奏会にも同氏に指揮をとっていただく予定でしたが、氏が急逝されたためこの演奏会は追悼演奏会になってしまうという悲しい出来事もありました。
 第5回演奏会からは山岡重信氏を常任指揮者として迎え、山岡氏にはその後、第22回演奏会まで、18年間の長きにわたり、ご指導をいただきました。
 その後、竹内公一氏、桐山彰氏を指揮者に迎えた後、第27回演奏会(平成29年)からは工藤俊幸氏を指揮者とし、現在に至ります。また、第31回演奏会では、同年6月にご逝去された山岡先生へ団員からの追悼として、演奏会の冒頭で、工藤氏の指揮のもと、G線上のアリア(山岡重信編曲版)を演奏いたしました。

●演奏曲について
 さて、オーケストラで一番気になるのは「いったいどんな曲を選んで演奏しているの?」ということでしょうか。メモリアルオーケストラでは「今の実力でできる曲」ではなく、「実力不相応かもれないけどやりたい曲」をやろうという方針で選曲してきました。そのため、オペラの抜粋や協奏曲、第18回演奏会では演奏時間約100分の大作であるマーラーの交響曲第3番に挑戦するなど、アマチュアオーケストラではなかなかできない編成の曲も取り上げています。大編成の曲や難易度の高い曲は、メンバーを揃えるのにも一苦労するのですが、団員の「やりたい」という気持ちを尊重し、今日まで至っています。 新型コロナウイルスの影響により、数年間、集まって演奏することができない悔しさも経験しました。これまで当たり前だと思っていたことが、実は当たり前ではないということに気付きました。令和5年5月、新型コロナウイルスの5類移行を受け、ようやく県外の団員も参加しやすい状況となり、通常の活動ができることに対して改めて感謝した次第です

 私たちはこれからも、オーケストラ活動を通じて、音楽の魅力を発信し、地域の音楽文化の発展に貢献したいと考えています。応援のほど、なにとぞよろしくお願いします。

 ホームへ