ギュンター ヴァント指揮 ケルン放送交響楽団
[RCA BVCC-8915/16]


 ヴァントのブルックナーは名演が多く、バンベルク交響楽団を率いての日本公演(たしか8番だったと思います)をFMで聴いた時にいたく感動したのを覚えています。オケラが8番を演奏した時も8番のCDをかなり集めたのですが、やはりヴァントのCDが良かったと感じました。ということで、かなり期待して聴きました。しかし......
 実はこれ、アバドを聴いた直後に聴いたんです。アバドの印象が強烈に残っていたので、正直言って「なんだこれ」って感じでした。ヴァントの問題というより、オケの問題かもしれません。ウィーンフィルと比べたらかわいそうかもしれませんが、荒さがかなり目立ちます。アバドより先に聴いていたらもう少し印象が違ったかもしれません。
 演奏時間はアバドより長いのですが、聴いた感じはそれよりあっさりした感じです。