クルト アイヒホルン指揮 バイエルン放送交響楽団
[CAPRICCIO(日本コロンビア) COCO-78544]

 ブルックナーと縁が深いザンクト・フローリアン大聖堂でのライブ録音で、残響がとても美しい録音です。
 解説によるとアイヒホルンはブルックナーを非常に得意にしていたということです。全体的な曲の作りは僕の好みにあった演奏でした。
 ただ、とても長い残響にとまどっているのか?、アインザッツが合わないところがとても多いです。特に金管と弦が一緒にでるところ。あと、トランペットがうるさくてバランスを大きく崩しています。
 ということで、初めて聴くのにはお勧めしません。このような演奏の傷があってもいいや、という心境に達したら是非聴いてみて下さい。